【雑誌Newtonより引用】
■■宇宙を眺める
●1番近くに月(地球の衛星)が見える。
●次に太陽系の惑星と太陽が見える。
●さらに遠くの宇宙には、銀河系内の 恒星や星雲が広がっている。
●銀河系外の宇宙にも無数の銀河が存在していて、これは宇宙の果てまで続いている。
■■銀河系内の星雲や星団【太陽系から5000光年】
●惑星状星雲:太陽の8倍以下の質量の恒星の末期の姿(昔の倍率の少ない望遠鏡では惑星のように見えた)
●散光星雲(ガス星雲):近くの恒星の影響を受けて電離して発光しているものと、単に反射しているもとがある。
●散開星団:数百~数千個の星が集まっているもの
●超新星爆発:実際には瞬間的なものなので、数日しか見えない。
■■銀河系外で目で見える天体
●大マゼラン雲:距離16万光年 直径2万光年 渦巻銀河 
●小マゼラン雲:距離20万光年 直径1.5万光年 渦巻銀河 
●アンドロメダ銀河: 距離230万光年 直径20万光年 渦巻銀河
●局部銀河群:30個程度(銀河系の近くの銀河)
■■銀河系から宇宙の果てまで
●アンドロメダ銀河:距離230万光年 直径約13万光年
●M82不規則銀河:距離1200万光年 1000万個以上の星が生まれる「スターバースト」という現象が起きている。
●銀河団:距離50億光年 スバル望遠鏡で新しく発見する。
●クエーサー3C345:距離54億光年 クエーサーは宇宙で最も大きなエネルギーを放つ天体で、中心に巨大なブラックホールがあると考えられている。
●スバル・ディープフィールド:距離100億光年以上 スバル望遠鏡がとらえた画像には、100億光年以上も離れた遠い宇宙の姿が鮮明に映し出されている。
●銀河の生まれ場面:距離百数十億光年 まだ観測されていないほど遠くの宇宙で、生まれたての銀河を見ることになるだろう。
■■星空はどこまでみえているのか?
●肉眼では6等星まで見える。(距離は数千光年)
●アンドロメダ星雲:230万光年(肉眼で見える最遠部)
●直径10センチメートルの望遠鏡:10等星まで見える。(距離1億光年)
●口径8メートルのスバル望遠鏡:距離100億光年
■■銀河の形が多様なのはなぜか?
●銀河の形は、質量や回転する速度などの物理条件、周辺銀河の影響など環境条件のちがいによってかわってくる。
●ただし、銀河の形成過程や進化などについては、まだわかっていないところが多い。
●ハッブルの形態分類
・楕円 ・レンズ状 ・渦巻 ・棒渦巻 ・不規則
■■天の川の正体はなんだろう。
●天の川は太陽系の位置からみる銀河系の姿である。
●銀河系は中央部がやや膨らんだ円盤のような形をしている。
●中心から渦巻状に伸びる数本の腕に若い星が集中している。
●銀河円盤の直径は約10万光年、厚さは数千光年である。
●太陽系は中心から2万8千離れたところに位置している。
●中央部の膨らんだ部分はバルジと呼ばれている。
●銀河系は、1周約2億3千年で回転している。
●銀河系はできてから、現在までに20~25回転していると考えられている。
●銀河系の軌道速度:217km/sec
※アインシュタインの相対性原理によってこのような絶対速度は意味がないといわれている。
※宇宙関係者は近傍の銀河を測定し、太陽系の速度は600km/secと推定している。
■■秋の天の川はなぜ見えにくいのか
●秋の天の川は星数の少ない方向でであり、また見通すのが平たい円盤の方向だけになる。
●さらに、ちょうど円盤部を見通す距離の短い、銀河中心方向から90度から120度ほどはなれた方向であるため、細くてかすかになってしまうわけである。
■■渦巻銀河の腕はなぜ光っているのだろうか?
●渦状腕の部分では、「密度波」と呼ばれる波によってガスやちりなどが圧縮され、多くの新しい星が生まれる。
●こうした若い星は明るく輝くため、渦状腕は明るく見える。
●若い星が銀河の回転に乗って動く速度は、密度波の回転速度より速いため、次々に渦状腕から巣立っていく。
●しかし密度波の部分ではまた新しい星が生まれるため、渦状腕は常に明るく輝くことになる。
■■銀河は衝突するのだろうか?
●銀河の衝突現場はいくつもある。
●アンテナ銀河:二つの同じ大きさの銀河の衝突現場
●車輪銀河:大きな渦巻銀河に小さい銀河が正面衝突して、通り抜けたものと考えられている。
●我々の天の川銀河とアンドロメダ銀河は約60億年後、衝突すると考えられている。 
■■重力レンズとは?
●遠くの天体と地球との間に銀河団などのような巨大な重力源があると、その重力によって遠くの天体からの光が曲げられる。
●もともと一つの天体でも、二つの像に分かれてみえたり、四つの像に分かれてみえたりすることがある。
●大規模な重力レンズ現象では、遠くの天体からの光を増幅する作用がある。
●そのため重力レンズを望遠鏡として利用できる。 
■■宇宙膨張は永遠に続くのか?【宇宙の未来のシナリオ】
● 宇宙は高温・高密度の「ビッグバン」と呼ばれる状態から、膨張してきたと考えられている。
●宇宙に存在する物質とエネルギーの比率によって、宇宙の未来にはいくつかのシナリオが考えられてきた。
・やがて収縮の転じる宇宙
・膨張の速度が次第に遅くなっていう宇宙
・永遠に膨張する宇宙
●NASAのWMAPという衛星の観測から物質とエネルギーの比率がわかった。
●それにより、宇宙は永遠に膨張し、将来的には爆発的に膨張速度が増加することになることがほぼ明らかになった。